JCG SC2で何が起きているのかを考察する

2013.09.15.Sun.20:22
JCG SC2の3rdSeasonの概要が発表されましたが、残念ながら参加者の減少に伴いマスターリーグとプレミアリーグの統合ということとなってしまいました。
では、一体JCG SC2で何が起きているのか?ということを考察したいと思います。

・参加者減の理由はリーグ戦の仕組みにある?
JCGでは、オープンとマスターリーグの参加者が減少傾向にあるわけですが、これはリーグの仕組みに問題がある可能性が高いと考えられます。
マスターリーグは、プレミアリーグへの登竜門となっており、ここで上位に残ったプレイヤーはプレミアリーグに参加することができます。
これにより、マスターはプレミアの下部とも言うことができますが、実際その通りでしょう。
そのため、当然マスターリーグに参加するプレイヤーは、プレミアリーグを目指すプレイヤーということとなるわけですが、ここに大きな問題がありました。
実際問題として、プレミアリーグを目指しているプレイヤーがどれほどいるのか?という問題です。
個人的にはマスターリーグに参加できるようなプレイヤーはそこそこにモチベーションの高いプレイヤーが揃っていると思っています。
しかし、ここで”ルールの壁”が立ちはだかります。


・マスタリーグのリーグ戦BO3形式の功罪
まず、リーグ戦でBO3という形式は長時間拘束されてしまいます。
最低でも3時間は確実であり、日曜夜の21時から三時間拘束されることは、そのままその日が終了することを意味します。
そのため、まずここで時間的余裕のないものが振り落とされてしまいます。
次に、BO3を3回行うということ。SC2というゲームは真剣に遊ぶと中々に神経をすり減らすゲームですから、この連戦は精神的に非常に辛いものがあります。
精神的疲労は体力的にも影響をおよぼしますので、当然、体力的、精神的に余裕がないプレイヤーが次に振り落とされてしまいます。
更に、実力がはっきりでてしまう形式ということ。
当然勝てないことがわかり切ってて参加するプレイヤーがはたしてどれほどいるか?という問題が次に発生します。
SC2のラダーシステムは優秀で大体6戦〜9戦行えば、まぁ大抵のケースで4〜6戦は勝利できることが見込めます。
一方、現在のリーグ戦形式では実力差を考慮されないため、明らかに無理なマッチアップとなることもあり、リーグ戦の組み合わせによっては0-6ということも普通に有り得てしまいます。
このプレッシャーは一定以上の実力がないものに対しては、ただ強力なプレッシャーをかけるだけとなってしまい、さらなる精神的疲労を呼んでしまいます。
1、2回はともかく、実力の足りないプレイヤーは途中で脱落してしまう可能性が非常に高く一定以上の実力を持たないプレイヤーはここで振り落とされてしまいます。


・マスタリーグのポイント積み重ね形式という罠
マスターリーグは継続的に参加しなければ、ポイントが得られずプレミアリーグ参加することが困難となります。
これは、常にマスタリーグ参加をする必要があるわけですが、例えば時間的な都合や実力的な問題で無理と途中で判断してしまったら?
おそらく、次回からはなんとなくリーグ戦に参加したいという思いがなければ、次回は参加しないでしょう。
ここで、プレイヤーの私的理由により、更にふるいわけられてしまいます。


・マスタリーグに参加したプレイヤーはオープンリーグに参加できないというルール
このルールについてですが、本来、オープンリーグに参加するプレイヤーを保護するための物であったと考えられますが、残念ながら上記の理由によりマスタリーグ参加を躊躇したプレイヤーはでもトーナメントにはでたいということから、オープンリーグに参加しています。マスターになんらかの理由で参加できない以上は仕方ないのことであり、結果として、オープンリーグは実質ダイア以上リーグとなってしまい、本来プレイするべきだと思われるプレイヤーが、「まったく勝負にならない、つまらない」となってしまい、参加を敬遠するようになっているように思えます。
実際、初期に存在していたゴールド以下のプレイヤーはほぼ参加しなくなっているのではないでしょうか。
マスターリーグの歪な形が、オープンへも悪影響を及ぼしてしまっています。


・トーナメントには参加したいけど、マスタリーグには参加したくない人多数なのではないか
マスターリーグに参加するには、時間的余裕があり、体力的にも精神的に余裕があり、一定以上の実力があり、強い精神力があり、私的都合が完全につくプレイヤーに限られます。
・・・かなり無理を言ってるように聞こえますが、今までのマスタリーグの現状とはこういったものだと結論を出せてしまうのではないでしょうか。
また、私的都合といえば、プレミアリーグに参加できる条件を満たしているにも関わらず辞退者が大量に出ているわけですが、時間的都合が付かないというプレイヤーが非常に多かったようですね。


・新リーグ戦形式を評価する
さて、今まで述べたことを元に新しいJCGリーグを評価してみるわけですが・・・・。
残念ながら、ここで考察した内容とは対策が一部ずれているように思われます。
リーグ戦が一回で済むのは歓迎すべきであり、良改善だと思います。
ただ、プレミアリーグ基準のため、強者による強者のためのリーグ戦であり、一定以上の実力がないプレイヤーや時間的都合が付かないプレイヤーは敬遠してしまうのではないでしょうか。
結果として、今までプレミアリーグに参加していたプレイヤーと、その他数人程度の参加者にとどまる可能性があるのではないか?という邪推してしまいます。
また、オープン戦に参加賞が追加されましたが、これは参加者増に役立つ反面、本来対象としていたまだまだ実力的には上位でないプレイヤーが参加しようと思うかはやや疑問かもしれません。
個人的には対戦がまともに成立するのはSC2に関しては自分の所属するリーグの±1までと思いますので、なるべく多くのプレイヤーが公平に対戦できるように整備すべきと思われます。


・個人的な改善案
個人的にはプレミアは既存通り(Season2までと同様)とします。これはプレミアリーグの存在意義を維持するためとなります。
そして、まず、プレミアのベスト4を決定した後でプレミア決勝トーナメントと平行しつつ、マスターではSJC形式のトーナメントを2回開催して上位2名、計4名までが次期プレミアリーグ入りとします。
なお、このトーナメントにはプレミアリーグで敗退してしまったプレイヤーをシード選手として迎え入れ、入れ替え戦の代わりとします。
これにより、次期プレミアリーグ参加者が決まりますが、時間的都合によりプレミアに参加できないプレイヤーが出る可能性が高いため、プレミアリーグ終了後の翌週に、プレーオフトーナメントを実施し、不足分をそこで補充する形式でいいのではないでしょうか。
また、オープンリーグは、ダイア以上とプラチナ以下のプレイヤーでトーナメントを分ける等をします。ダイア以上は制限をなくし、プレミアリーグ参加者も参加可能とします。
このように大会を整備すると、オープン、マスター、プレミアとして、うまく各大会の意義や価値を維持しつつ、参加者、運営、視聴者全員がニコニコできるリーグおよびトーナメント戦が運営できるのではないでしょうか。
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